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【市況】<マ-ケット日報> 2016年1月25日

 週明けの市場は日経平均が続伸。終値は前週末比152円高の1万7110円で、今月15日以来、約1週間ぶりの水準まで戻して引けた。欧米の株高と日欧の追加金融緩和への期待から今年初の株価続伸へ。売り方の買い戻しが中心で実需は乏しかったが、戻りが先週末の単発で終わらなかったことは評価できよう。今週は日米で金融政策会合があり、政策期待が下値を支えそうだ。

 前週末の米国市場は日本、欧州の株高や原油高を好感してダウ平均が大幅続伸し、1万6000ドルの大台を3日ぶりに回復した。一時は250ドルを超える上げ幅まで示現したが、週末ということで上値は伸ばし切れなかったようだ。上値は26日から始まるFOMC次第という面もある。さて、世界的にリスクオフの動きがいったん収まる流れにあるなか、週明けの東京市場は先週末の大幅高の反動を乗り越え、一時はマイナス圏に落ちる場面がありながらも引けはプラスを維持した。売り方の買い戻し主体で出来高は増えなかったが、今週の26日からの米FOMC、28日からの日銀金融政策決定会合への期待感から、売り方も目先的に慎重になっている様子がうかがえる。ただ、金融政策決定会合の結果に期待したものが何も出なかった場合は反動安が予想され、買い方にとってもハシゴを外される恐さがある。そのため明日以降は1万7000円前後の水準で株価はもみ合うことになりそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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