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【特集】アイビーシー Research Memo(12):パートナー企業との連携強化及びサービス型販売の促進


■中期成長戦略

パートナー企業との連携強化では、今後の需要拡大が予想される官公庁や自治体などの公共系システム案件や大手企業案件向けを中心に、自社単独販売だけでなく多くの有力パートナー企業との連携を強化して、同社製品を組み込んだトータルソリューションをパートナー企業と一体となって提供していく方針だ。

サービス型販売の促進では、必ずしも自社ブランドでの販売にこだわることなく、販売先の要求やパートナー企業の戦略に柔軟に対応し、SaaS型や運用サービス型など多様なビジネスモデルによってソリューションを展開することで、販路の更なる拡大を図る方針だ。

2015年6月には、ITホールディングス(株)<3626>グループのTIS(株)が提供するSaaS型性能監視サービスに、アイビーシー<3920>のネットワーク性能監視ソフトウェア「System Answer G2」が採用された。新たにSaaS型サービスとして提供することで、手軽な導入と低コストでの性能監視を実現する。

2015年10月には、TIS(株)が提供するITインフラ管理・運用支援マネージドサービス「MOTHER」の性能分析サービスに、同社のネットワーク性能監視ソフトウェア「System Answer G2」が採用された。TIS(株)は性能監視システムとして「System Answer G2」を数多く導入してきたが、新たにマネージドサービスのコンポーネントの1つとして提供する。

また2015年10月には(株)ネットフォースと連携して、ネットワーク性能監視ソフトウェア「System Answer G2」の保守サービスを24時間365日体制で提供開始すると発表した。夜間・休日を問わずネットワークシステムの監視及び安定稼働維持の必要性が高まっているため、累計1万台以上のサーバー運用実績を誇り、データセンター運用保守サービスを24時間365日体制で提供する(株)ネットフォースの協力を得て、顧客満足度向上や新規顧客獲得につなげる方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

《HN》

 提供:フィスコ

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