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【特集】アイビーシー Research Memo(9):2016年9月期も増収増益基調、会社予想に増額余地


■業績動向

アイビーシー<3920>の2016年9月期業績(非連結)の会社予想は、売上高が2015年9月期比16.2%増の1,135百万円、営業利益が同12.5%増の359百万円、経常利益が同11.0%増の334百万円、当期純利益が同9.9%増の200百万円としている。なお配当予想については未確定としている。

売上高の内訳はライセンス販売が同20.5%増の965百万円、サービスの提供が同0.1%減の119百万円、その他物販が同11.1%減の50百万円の計画としている。クラウドサービスやビッグデータ市場の持続的な成長、さらにIoT(Internet of Things)市場の拡大も予想され、主力製品のネットワーク性能監視ソフトウェア「System Answer G2」ライセンス販売が引き続き好調に推移する見込みだ。

利益面では人件費などが増加するが、増収効果で吸収して増益予想である。なお売上総利益率は90%程度(2015年9月期実績は89.5%)、販管費は700百万円弱(同554百万円)を想定しているようだ。ただしライセンス販売の売上構成比が上昇することで売上総利益率の一段の上昇が予想され、営業外費用での株式公開関連費用の一巡も寄与する。会社予想は保守的な印象が強く増額余地があるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

《HN》

 提供:フィスコ

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