米系大手証券の鉄鋼セクターのリポートでは、世界鉄鋼業の事業環境が悪化する中、日本の高炉2社(新日鉄住金<
5401>とJFEホールディングス<
5411>)の高い収益性はより明確になっていると指摘。
日本の高炉2社の優位性は主に、高い技術力に基づく自動車用途向けの高品質な鋼材にあると考え、悪化した海外市況にも一定の底入れ感が見られると解説。
業績は16年3月期をボトムに回復へ向かうとみて、個別では、当面の利益のダウンサイドリスクが相対的に低く、北米の自動車用鋼鈑事業など中長期的な成長ポテンシャルの高い新日鉄住金を選好している。
《MK》
株探ニュース