市場ニュース

戻る
 

【材料】日本通信が業績下方修正で値下がり率トップ、国内大手証券は業績予想・目標株価を引き下げ

 日本通信<9424>がマドを開けて急落し昨年来安値を更新。下げ幅を縮小しているものの、東証1部の値下がり率ランキングでトップとなっている。前週末引け後の業績下方修正で16年3月期の連結営業損益が15億円の赤字になると発表したことが市場にネガティブサプライズとなって売り手掛かり材料視された。

 SMBC日興証券では、2016年3月期の営業損益が11億円の黒字から15億円の赤字予想に下方修正されたことで、アナリストによる業績予想も下方修正。2017年3月期の営業利益予想7億円から3億円、2018年3月期は10.7億円から6億円にそれぞれ下方修正。投資評価「2」を継続、目標株価を380円から200円に引き下げた。

 期待の高かったMVNOだが、日本通信はVAIO PhoneとSIMのセット販売をするMSP事業が計画未達成だったことが業績下方修正の原因になった。個人投資家に人気のある銘柄で株価下落は投げ売りを誘ったようだ。
《MK》

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均