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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:東京製鉄、サイバー、JT、モルフォ

■東京製鐵 <5423>  790円  +87 円 (+12.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 東京製鉄<5423>が商いを伴って急騰。515万株の自社株買いを発表したことがサプライズ材料となった。SMBC日興証券では、「22日に発表された第3四半期決算にサプライズは無い、自社株を発表したことで短期的に市場から好感される可能性、SMBCによる業績予想を上方修正」とリポートをリリースしている。また、レーティング「2」を継続ながらも、目標株価については従来1070円から1150円に引き上げている。

■サイバーエージェント <4751>  4,840円  +360 円 (+8.0%)  11:30現在
 サイバーエージェント<4751>が大幅続伸。ゴールドマン・サックス証券では、強い成長を見せるスマホ広告での良好なポジショニングと動画事業の低リスク性を評価。モバイル広告の将来性も評価して、動画事業の過剰な懸念は不要と解説。レーティングを「中立」から「買い」に、目標株価を6600円から6800円に引き上げている。

■JT <2914>  4,345円  +304 円 (+7.5%)  11:30現在
 22日、JT <2914> が4月1日から主力の紙巻きたばこ「メビウス」全35銘柄の価格を10円引き上げ、1箱440円にすると発表したことが買い材料。小売定価改定の認可申請を財務省に提出した。増税時以外のメビウス値上げは1985年の民営化後初めてで、販売数量が減るなかで品質やサービスを向上させるためとしている。発表を受け、主力商品の値上げによる収益拡大に期待した買いが向かった。

■サカタのタネ <1377>  2,842円  +194 円 (+7.3%)  11:30現在
 サカタのタネ<1377>が続急伸。中国向け人参種子の販売が会社側の想定を上回る好調。また、新興国経済のなかで好調が際立つインド向けに注力しており、「インドではカレー具材としてカリフラワー種子やビーツ種子などの需要が高水準」(業界担当アナリスト)という。同社では2020年にインド現地法人の売り上げを昨年比2.3倍に引き上げる計画を掲げて、中期成長力の源となりそうだ。足もとの業績も増額含み。16年5月期営業利益60億円(前期比26%増)は上期の進捗率からみて2~3割程度の上乗せ余地が指摘されている。

■石油資源開発 <1662>  2,950円  +181 円 (+6.5%)  11:30現在
 石油資源開発<1662>や国際石油開発帝石<1605>、JXホールディングス<5020>など石油関連株が大幅続伸。22日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近3月物が前日比2.66(9.0%)ドル高の1バレル32.19ドルへ大幅続伸。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測もあり、市場心理の改善でリスク資産である原油への買いが流入し、32ドル台を回復した。これを受け、日本の石油関連株にも買いが流入している。

■ライトオン <7445>  1,367円  +80 円 (+6.2%)  11:30現在
 ライトオン<7445>が続伸。前週末22日の取引終了後に発表した1月度(15年12月21日~16年1月20日)の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比7.0%増となり、12カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。暖冬の影響で防寒アウターの販売が苦戦したものの、メンズ・ウィメンズともにニットやその他冬物商品が堅調に推移した。また、年末年始商戦における客数の伸長も寄与した。なお、全社売上高は同9.0%増だった。

■日本農薬 <4997>  720円  +41 円 (+6.0%)  11:30現在
 22日、日農薬 <4997> が、同社が原薬を供給する爪の水虫薬「ルコナック爪外用液 5%」について、佐藤製薬(非上場)が製造販売承認を取得したと発表したことが買い材料。「ルコナック爪外用液 5%」は同社が開発したイミダゾール系抗真菌薬を有効成分としており、爪の水虫の主要病原菌である白癬菌に対して極めて強い活性を示すことから、高い治療効果が期待されている。発表を受けて、爪の水虫薬の販売による収益基盤の拡大に期待する買いが向かった。

■モルフォ <3653>  5,740円  +250 円 (+4.6%)  11:30現在
 モルフォ<3653>が大幅続伸。証券リサーチセンターでは、デンソー<6902>との資本業務提携により、今後は各種画像処理技術の車載機器への応用で、電子ミラーなど車載機器分野で新たな事業展開と業績拡大が期待できると指摘。短期的には株価変動が激しいものの、事業計画や成長性、今後の業績拡大の可能性等を勘案して、中長期視点で評価できる有力な新興企業のひとつとの見解を示している。

■西松屋チェーン <7545>  1,027円  +42 円 (+4.3%)  11:30現在
 西松屋チェーン<7545>が続伸。前週末22日の取引終了後に発表した1月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.2%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。月度の前半にアウトウエア部門でストレッチパンツなど春物が堅調に推移し、月度の後半からは気温低下とともに冬物の売れ数が伸びたことが要因。また、実用衣料部門も同様に月度後半からの気温低下で冬物肌着を中心に売り上げが伸長したという。なお、全店売上高は同3.7%増だった。

■シーズHD <4924>  2,064円  +66 円 (+3.3%)  11:30現在
 22日、シーズHD <4924> がエステティック・サロンを展開するシーズ・ラボの株式を取得し、子会社化すると発表したことが買い材料。シーズ・ラボは大都市圏を中心にエステサロンを20店舗を展開しており、高い収益性を基盤とした潤沢なネット・キャッシュを保有する企業。同社はエステ店舗における高価格帯化粧品ブランドの展開や、アジアで需要が高い日本式エステサロンの海外展開などを通じて、グループ全体の成長を加速させていく方針。取得価額は40億円で議決権割合70%となる。発表を受けて、業容拡大による将来的な業績への寄与に期待する買いが向かった。

■デンカ <4061>  496円  +15 円 (+3.1%)  11:30現在
 デンカ<4061>が続伸。クレディ・スイス証券では、グローバルでの需要拡大が見込まれるコレステロール用測定試薬は、推定で営業利益率が7割程度と収益性が極めて高いとみて、販売承認が確認されると株価にポジティブと指摘。16年度から本格寄与する米デュポン社からのクロロプレンゴムの買収効果にも期待したいとして、目標株価を540円から570円に引き上げ。レーティングは「ニュートラル」を継続している。

■鴻池運輸 <9025>  1,428円  +40 円 (+2.9%)  11:30現在
 鴻池運輸<9025>が続伸。同社は22日の取引終了後、ミャンマーに新会社を設立することを発表した。日本とミャンマー両国政府間で開発推進中のミャンマー初の経済特区(SEZ)ティラワSEZで保税倉庫事業やトラック運送事業などを展開するもの。資本金は422万9000ドル(5億円)で3月に設立を予定している。

■スターティア <3393>  614円  +100 円 (+19.5%) ストップ高   11:30現在
 スターティア<3393>が前週末比100円ストップ高の614円まで買われている。同社は22日、江崎グリコ<2206>とコロプラ<3668>のコラボキャンペーンに、AR(拡張現実)アプリ「COCOAR2(ココアル)」が採用されたと発表。これが材料視されているようだ。ココアルは、同社が独自開発したスマートフォン向けARアプリ。アプリ経由でカードやポスターなどを読み込むと、設定されている動画や音楽、URL、3Dといったさまざまなオリジナルコンテンツを表示できる。

●ストップ高銘柄
 レイ <4317>  467円  +80 円 (+20.7%) ストップ高   11:30現在
 スターティア <3393>  614円  +100 円 (+19.5%) ストップ高   11:30現在
 サイバネットシステム <4312>  635円  +100 円 (+18.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 阿波製紙 <3896>  642円  +100 円 (+18.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 サン電子 <6736>  706円  +100 円 (+16.5%) ストップ高   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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