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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 16,900円~17,400円。 

 米ダウ平均は、ECBによる追加緩和期待と原油高を好感し大幅続伸。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)360円高と、大きく値上がりして取引を終えているだけに、東京市場の朝方も買い先行から、17,000円の大台を超えての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、原油価格の値上がりを好感し、エネルギーセクターが検討に推移する公算で、輸出関連銘柄も、欧米の株式市場が堅調だったことを手掛かりに、ドルが108円台後半まで上昇していることから、積極的に買戻しが進むことが予想される。

 ただ、週末の上昇幅を合わせると1,000円以上となり、戻り売りが出易くなることも想定され、また、週末の日限政策決定会合の前に、積極的なポジションを取り難くなるだけに、ドルの一段の上昇や中国市場の大幅高などの支援材料が無ければ、後半はやや失速する可能性も視野に入れておきたい。

 テクニカル的には、先週までの上値メドと見られていた17,000円の大台を、上抜いての取引開始となりそうなことから、そのまま本日の下値メドとなりそうだが、相場は依然不安定な状態を脱していないだけに、強硬な下値支持としての期待値は低いだろう。上値は月足チャートの24ヶ月移動平均線が位置する、17,500円近辺が戻りのメドとして意識されそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、週末の取引でボリンジャーバンドの-2σを回復していることから、本日の取引では-2σ(2,378ポイント前後)~-1σ(2,466ポイント前後)のレンジ内取引となりそうで、マザーズ指数は、一目均衡表の転換線(790ポイント前後)あたりが上値メドと推測される。

 本日の予想レンジ 16,900円~17,400円。(ストック・データバンク 編集部)

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