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【市況】米国株見通し:ダウ16000ドル回復を意識、原油安に底入れ期待も


『米株式市場』

21日のNY市場は上昇。欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁は、追加緩和の可能性を示唆した。これを受けて欧州市場が上昇するなか、米国市場にも買いが広がった。ダウ平均は115.94ドル高の15882.68、ナスダックは0.37ポイント高の4472.06。

グローベックスの米株先物は200ドル高程度を織り込んで推移しているほか、欧州市場も全般堅調に推移しており、NYダウは節目の16000ドル回復が意識されやすいだろう。引き続き日欧の金融緩和策への期待のほか、原油先物価格は1バレル30ドルを回復していることが好材料視される。中東歴訪中の中国の習近平国家主席は、中東諸国に対しインフラ整備などを目的に約150億ドルの融資を実施すると表明。中国が中東問題に積極的に関与する方針が伝えられる中、原油先物価格の底入れが意識される展開となろう。

なお、米東部では今週末に発生する記録的な吹雪により広範囲が「まひ状態に陥る可能性」があるとの予報が出されていると報じられている。首都ワシントンでは地下鉄などの公共交通機関の運行を週末にかけて休止することが決まったと伝えられており、膨らみづらいだろう。その他、先週同様、今週もジブリ作品が放送されるが、改めて「ジブリの法則」といったアノマリーが意識されるか注目である。

《TY》

 提供:フィスコ

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