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【通貨】外為サマリー:1ドル118円台を回復、日経平均急反発でリスク回避後退

 22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=118円09銭前後と前日午後5時時点に比べ1円30銭強の大幅なドル高・円安。ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0831ドル前後と同0.0070ドル強のユーロ安・ドル高、対円では1ユーロ=127円91銭前後と同60銭前後のユーロ高・円安で推移している。

 ドル円相場は急反発。午後に入り日経平均株価は一段高となり、前日に比べ900円を超す上昇となったことから、リスク回避姿勢が後退。ドル買い・円売りが強まり、午後2時50分過ぎには118円14銭まで値を上げた。118円台の回復は19日以来のこと。

 前日にドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、「3月の会合で金融政策を見直す可能性がある」と発言。来週末に予定されている日銀金融政策決定会合にも追加緩和期待が膨らんでいることから、日欧での一段の金利低下観測が浮上。米国との金利差拡大思惑から円とユーロは下落基調となった。
 
 来週は26~27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、28~29日に日銀決定会合が予定されており、中央銀行の動向が為替相場を左右することになりそうだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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