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【材料】住友化学が反発、国内大手証券はペトロ・ラービグの業績回復ペースは緩慢になると想定

 住友化学<4005>が3日ぶりに反発。後場も堅調展開となっている。

 現地時間の1月21日、住友化学が37.5%出資する関連会社で、サウジアラビア証券取引所に上場するペトロ・ラービグが、15年12月期決算を発表した。第4四半期実績は、営業損益が2億7100万ドルの赤字、純損益が2億6900万ドルの赤字となり、通期では、営業損益が2億300万ドル、純損益が2億200万ドルの赤字となった。

 SMBC日興証券は、住友化学の連結決算には、16年3月期第4四半期(1~3月)に持分法投資損失123億円程度が計上されることになり、通期では93億円の持分法投資損失を取り込むと解説。原料エタン価格上昇と原油安により、ペトロ・ラービグの業績回復ペースは緩慢となると想定。同証券は現時点で、住友化学の投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価860円を継続している。
《MK》

株探ニュース

最終更新日:2016年01月22日 12時50分

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