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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ベル24HD、村田製、ソニー、JAL

■インフォコム <4348>  1,394円  +96 円 (+7.4%)  11:30現在
 インフォコム<4348>が大幅反発。SMBC日興証券が20日付で投資判断を新規に「A」としたことが好材料視されている。同証券では、16年3月期までの低採算事業からの撤退および同事業の圧縮で、今後は電子コミックの高い成長力が浮き彫りになると予想。17年3月期の同証券予想予想PER11倍の時価水準は他社比で割安感があると指摘しているほか、電子コミックの利益成長をベースとした過去最高益継続で、配当の積み増しも期待できるとみているという。

■電通国際情報サービス <4812>  2,202円  +127 円 (+6.1%)  11:30現在
 20日、ISID <4812> が15年12月期(9ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の21.7億円→25.6億円に18.0%上方修正したことが買い材料視された。金融機関向け基幹システムやソフトウエア製品などの受注が伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げた。業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の28円→32円(前の期は26円)に増額修正したことも支援材料。

■ベル24HD <6183>  1,300円  +71 円 (+5.8%)  11:30現在
 ベルシステム24ホールディングス<6183>が反発。20日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティングを新規「オーバーウエート」、目標株価を1700円に設定している。同社の株価は、IPO後の低迷により、同業比で割安感が強いこと、コールセンター市場拡大に加え、伊藤忠商事<8001>グループとのシナジーにより、来期以降中期的に2ケタ成長が期待できることを評価している。今16年2月期は通期連結営業利益で会社側計画の92億3200万円(前期実績188億3300万円)に対して、90億円、来期は115億円と予想している。

■INV <8963>  64,600円  +3,500 円 (+5.7%)  11:30現在
 20日に業績修正を発表。「前期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ、分配金も99円増額」が好感された。
 INV <8963> [東証R] が1月20日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。15年12月期の経常利益を従来予想の25.2億円→28.7億円(前の期は22.9億円)に13.7%上方修正し、増益率が10.2%増→25.3%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  ⇒⇒INVの詳しい業績推移表を見る

■村田製作所 <6981>  14,525円  +755 円 (+5.5%)  11:30現在
 村田製作所<6981>、京セラ<6971>、日東電工<6988>、アルプス電気<6770>、TDK<6762>など大手電子部品メーカーは買い戻しが先行。スマートフォンの最大出荷国である中国向けが減速傾向にあり、為替の円高歩調と合わせて収益環境の先行き不透明感が台頭している。21日付の日本経済新聞は電子部品大手6社の受注額について独自集計の結果、「15年10~12月期の受注総額は前年同期比1%程度増加の1兆4000億円弱だった」と報じ、15四半期ぶりの低い伸びとなったことを伝えている。ただ、同セクターは直近の波乱相場で大きく水準を切り下げていたこともあって、株価面では織り込みが進んでおり、売り方の買い戻しが優勢となっている。

■ソニー <6758>  2,571.5円  +117.5 円 (+4.8%)  11:30現在
 ソニー<6758>が大幅反発。SMBC日興証券では、市場では期待が先行、コンセンサス予想は下方へ修正されることが想定され、しばらくは「現実」の業績動向を睨みながら株価は推移すると予想。それでも、スマホ・タブレット・PC・TV等、従来同社が敗北し続けてきた成長市場が飽和、競争条件が変化し得る局面が到来する中で、戦い方次第で同社にもチャンスはあると解説。ゲームの上振れがデバイスの調整をどの程度カバーできるかに着目し、エンタメの部分上場、金融の取り込み・売却など資本政策がカタリストになると解説。レーティング「1」を継続、目標株価は4500円から3800円に引き下げている。

■日本航空 <9201>  4,391円  +184 円 (+4.4%)  11:30現在
 JAL<9201>、ANAホールディングス<9202>が高い。北米指標であるWTI原油先物価格は前日終値ベースで1ドル91セント安の1バレル=26ドル55セントと急落した。直近は原油安と全体相場のリスク回避の流れが合致していたこともあって、両銘柄の株価も軟調だった。きょうは全体地合いが買い戻し優勢に傾いていることもあって、原油市況下落に伴う原燃料コストの低下メリットを素直に買い手掛かりとする動きとなっている。

■OSG <6136>  2,007円  +79 円 (+4.1%)  11:30現在
 OSG<6136>が反発。20日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。上限を200万株(発行済み株式数の2.10%)、または46億円としており、取得期間は1月21日から3月31日まで(ただし2月1日から4日までの期間を除く)。また、そのうち36万株を21日朝の立会外取引において、20日の終値1928円で取得するとあわせて発表(取得結果は現時点で未発表)している。

■パナソニック <6752>  1,105.5円  +42.5 円 (+4.0%)  11:30現在
 20日、パナソニック <6752> が京都大学と、離れたところから非接触で心拍間隔を計測する生体情報センシング技術を開発したと発表したことが買い材料。同技術はミリ波レーダー技術と心拍推定アルゴリズムによって、心電計と同程度の高感度な心拍間隔をリアルタイムに計測するもの。普段の状態のまま、リラックスした状態でセンシングすることができ、日常の健康管理や高齢者の見守りなどのシステムに活用する。発表を受けて、同技術を使った製品の実用化による将来的な業績への寄与に期待する買いが向かった。

■小野薬品工業 <4528>  18,145円  +695 円 (+4.0%)  11:30現在
 小野薬品工業<4528>が4日ぶり反発。SMBC日興証券は20日、同社株の投資評価の「1」を継続し目標株価を1万7000円から2万3000円に引き上げた。がん治療薬「オプジーボ」を成長ドライバーに今後6年間の営業利益の年平均成長率は、約50%と予想。2月2日発表の第3四半期決算では、16年3月期通期の会社計画を大幅に増額修正する公算が大きい、とみている。具体的には、今3月期の連結営業利益は会社予想152億円に対し200億円(前期比35.2%増)と予想。また、17年3月期は同450億円への大幅増益を見込んでいる。

■スター精密 <7718>  1,340円  +50 円 (+3.9%)  11:30現在
 スター精密<7718>が反発。岩井コスモ証券は、投資判断を「B+」から「A」に引き上げた。目標株価は1700円を継続した。為替差損や工作機械受注の減速を受け、同証券では業績予想を減額修正。16年2月期連結営業利益は会社予想65億円に対し56億円(前期比2%増)を見込んでいる。業績拡大の勢いにブレーキはかかるものの、株価の下落で織り込み済みと指摘。3%を超える高配当利回りや新規事業への期待などもあり、環境が落ち着けば株価は反発すると予想している。

■ACCESS <4813>  668円  +100 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在
 ACCESS<4813>が急動意。前日比100円ストップ高の668円カイ気配となっている。同社はきょう、車載向けブラウザ「NetFront Browser NX Automotive Plofile」が英ジャガー・ランドローバーの次世代インフォテインメントシステムのブラウザとして採用されたと発表。これが材料視されているようだ。

●ストップ高銘柄
 フルスピード <2159>  659円  +100 円 (+17.9%) ストップ高   11:30現在
 ACCESS <4813>  668円  +100 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在
 デザインワン・ジャパン <6048>  1,133円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   11:30現在
 アプリックス <3727>  770円  +100 円 (+14.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 S&PGSCI商品指数 <1327>  3,205円  -270 円 (-7.8%) ストップ高   11:30現在
 以上、5銘柄

●ストップ安銘柄
 システム・ロケーション <2480>  818円  -150 円 (-15.5%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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