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【市況】【市場反応】米12月CPI/住宅着工件数、ドルもみ合い


 外為市場では強弱まちまちの指標を受けてドルはもみ合いが続いた。ドル・円は116円54銭から116円83銭のレンジ内で上下に振れた。ユーロ・ドルは1.0900ドルを挟んだ展開。


 米労働省が発表した12月消費者物価指数(CPI)は前月比-0.1%と予想外に9月来のマイナスに落ち込んだ。前年比では+0.7%と11月+0.5%から上昇したものの市場予想の+0.8%は下回った。燃料や食料を除いた12月消費者物価コア指数は前月比+0.1%と、予想外に11月+0.2%から低下し8月来で最低となった。前年比では+2.1%と予想通り11月+2.0%から上昇し2012年7月来で最高となった。


 同時刻に米商務省が発表した12月住宅着工件数は前月比2.5%減の114.9万戸と、増加予想に反して前月117.9万戸から減少。2015年通年では前年比10.8%増の111万1200戸と8年ぶりの高水準と、米連邦準備制度理事会(FRB)関係者の見通し通り住宅市場の強い回復が裏付けられた。住宅建設許可件数は前月比3.9%減の123.2万戸と、市場予想の120.0万戸を上回った。同指数は住宅着工件数の先行指数として注目されるため、今後、着工件数が回復する可能性を示唆した。

【経済指標】
・米・12月消費者物価指数:前年比+0.7%(予想:+0.8%、11月:+0.5%)
・米・12月消費者物価コア指数:前年比+2.1%(予想:+2.1%、11月:+2.0%)
・米・12月消費者物価指数:前月比-0.1%(予想:0.0%、11月:0.0%)
・米・12月消費者物価コア指数:前月比+0.1%(予想:+0.2%、11月:+0.2%)
・米・12月住宅着工件数:114.9万戸(予想:120.0万戸、11月:117.9万戸←117.3万戸)
・米・12月住宅建設許可件数:123.2万戸(予想:120.0万戸、11月:128.2万戸←128.9万戸)

《KK》

 提供:フィスコ

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