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【市況】米国株見通し:原油にらみで値動きは荒い、世界経済の減速に警戒感


『米株式市場』

19日のNY市場はまちまち。中国の25年ぶりの低成長を受けて追加緩和策への期待が高まり、買いが先行。NY原油先物相場が一時3%安となったことで下落する場面もあったが、引けにかけて下げ幅を縮小している。ダウ平均は27.94ドル高の16016.02、ナスダックは11.47ポイント安の4476.95。

グローベックスの米株先物はNYダウで300ドルを超える下げを織り込んで推移しており、波乱の展開が警戒される。欧州市場も軒並み売りが先行している。NY原油先物相場は1バレル27ドル台で推移しており、原油先物相場の下げが続き、世界景気の減速に対する警戒感が強まっている。SGXの日経先物をみると、18:55現在16360円で始まった後、一時16420円まで上昇した後に16045円まで急落。再び16250円辺りまで戻すなど、乱高下の展開が続いている。欧州、米国市場ともに原油相場を睨みながらの値動きの荒い展開が警戒されそうだ。


なお、経済指標ではMBA住宅ローン申請指数(先週)、住宅着工件数(12月)、住宅建設許可件数(12月)、消費者物価コア指数(12月)が予定されている。また、決算ではゴールドマン・サックが予定されている。これまで発表された金融機関の決算は概ね好調だったが、株価への反応は限定的だった。一方でIBMが前日取引終了後に決算を発表し、時間外で値を下げている。この影響も重石になりそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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