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【市況】<マ-ケット日報> 2016年1月19日

 19日の市場は日経平均が4日ぶりに反発。終値は前日比92円高の1万7048円で2日ぶりに1万7000円の大台を回復して引けた。下げの主因のひとつである中国上海株が反発に転じたことを受けて、上げ下げ一進一退で推移しながらも最後はプラス圏に浮上した。注目された中国の10-12月GDPは概ね事前予想通りで目立った反応は見られなかった。

 昨日の米国市場は休場。代わって注目された欧州市場は原油など資源価格の下落懸念から続落して取引を終えている。さて、これといった材料の見当たらないなか、本日の東京市場は欧州株安で序盤は小口売りが先行した。しかし、日経平均の1万7000円以下では売り方も警戒感を持っているようで、それ以上売り叩く動きは手控えられマーケットは膠着状態に。11時過ぎに中国のGDPが発表されたが、やや弱めながらも事前予想の範囲内ということでここでも大きな変動はなし。後場に入ると徐々に持ち直しつつある中国上海株の戻りに支えられ、日経平均はなんとかプラス圏に顔を出しての引けとなっている。東京市場引け後の中国上海株は堅調に推移し3%超えの上げとなって3000の大台を回復。円相場も1ドル=117円台後半まで下落するなど目先的にはリスク回避の動きが沈静化し始めている。今晩の米国株が反発に転じれば、世界的にもマーケットはリバウンドの動きを強めるかもしれない。(ストック・データバンク 編集部)

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