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【材料】アンジェスが大幅反発、NF-κBデコイオリゴアトピー性皮膚炎治療薬のフェーズ3症例登録が完了

 アンジェス MG<4563>が大幅反発。株価は一時、前日比19円高の249円まで買われている。

この日の朝方、自社開発品で核酸医薬であるNF-κBデコイオリゴDNAを用いたアトピー性皮膚炎治療薬(軟膏製剤)について、国内で実施中の第3相臨床試験の症例登録が完了したと発表しており、治験の順調な進捗を好感した買いが入っている。

 同試験は、顔面に中等症以上の皮疹を有するアトピー性皮膚炎患者約200例を対象に、有効性と安全性を確認する、プラセボ対照二重盲検ランダム化比較試験。昨年3月から被験者への投与を実施していたが、この度、最後の被験者への投与が開始され、症例登録が完了。今後は、観察期間の終了後にデータ解析を行い、良好な結果が得られた場合には、国内で中等症以上の顔面のアトピー性皮膚炎を適応症として承認申請を行う予定としている。なお、アンジェスはアトピー性皮膚炎を含む皮膚疾患を対象としたNF-κBデコイオリゴDNAの独占的販売権に関して、塩野義製薬<4507>と契約している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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