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【市況】中国GDPに関心、個人は中小型株を中心に売買活発か/オープニングコメント


 19日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。18日の米国市場は、キング牧師生誕日の祝日で休場だったため、手掛かりに欠けるほか、海外勢のフローも限られることになろう。一方で、欧州市場は全般軟調な展開となっており、銀行株の弱さが目立っていることが重石になりそうだ。

 また、中国では10-12月GDP、12月の固定資産投資、鉱工業生産指数、小売売上高等の経済指標の発表が予定されている。この結果を受けた中国市場の動向などが日本株市場へも影響を与えることになろう。ただし、米財務長官と中国共産党幹部は人民元レートの問題について電話会談を行い、通貨安競争の回避を再確認している。為替相場の落ち着きが相場の下支えとして意識されやすいところ。

 物色については先物主導によるインデックス売買に全体相場は振らされやすいところ。個別では中小型株の一角に個人主体の短期資金が向かいやすい。資金の逃げ足の速さによる値動きの荒さには注意する必要があろうが、フィンテック、民泊、AIなどテーマ株の循環物色や、決算などを手掛かりとした動きも意識される。中小型株を中心に個人主体の売買は活発だろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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