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【市況】東京株式(大引け)=191円安、海外株安と原油安受け続落

 18日の東京株式市場は朝方から売り圧力の強い展開で日経平均は続急落となったが、後場後半は買い戻しが入り、下げ幅を縮小した。

 大引けの日経平均株価は前日比191円54銭安の1万6955円57銭と3日続落。東証1部の売買高概算は22億3000万株、売買代金概算は2兆2430億4000万円。値上がり銘柄数は258、対して値下がり銘柄数は1618、変わらずは59銘柄だった。

 前週末の欧米株市場が総じて安く、米国株市場ではNYダウが390ドル安と急落、WTI原油価格が終値で29ドル台に売り込まれたこともあって、きょうの東京市場も日経平均は寄り付きから大きく下値を模索する展開を強いられた。ただ、為替相場が117円台前半で円安含みに推移したことや、後場に入ると中国・上海株市場が買い優勢に変わったこともあって、全般は下げ渋る展開に。突っ込み警戒感から輸出主力株への空売りの買い戻しも入り日経平均は一時1万7000円台まで戻す場面もあった。ただ、あすに中国の重要経済指標発表を控えていることもあり、引けにかけ再度軟化した。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が急落、村田製作所<6981>も軟調。小野薬品工業<4528>も安い。さくらインターネット<3778>、アクリーティブ<8423>などが大幅安となったほか、ピジョン<7956>、VOYAGE GROUP<3688>なども値を下げた。

 半面、日新電機<6641>が値を飛ばしたほか東洋ゴム工業<5105>も急伸。タカキタ<6325>はストップ高に買われ、あさひ<3333>、ルネサスエレクトロニクス<6723>なども物色人気となった。パーク24<4666>も上昇した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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