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【通貨】東京為替:台湾ドルは底堅い、政権交代を嫌気した売りは一服


16日投開票の台湾総統選挙では、独立志向の強い野党・民進党の蔡英文氏が国民党候補を破り、台湾史上初の女性総統に就任した。8年ぶりの政権交代が嫌気され、台湾市場は朝方株安・通貨安に振れたが、その後反転。台湾加権指数は切り返し、台湾ドルは底堅い値動きとなった。今後の焦点は新政権の中国との間合いの取り方になるが、蔡氏は選挙戦で中台関係を「現状維持」と主張しており、これまでの馬政権から大きく後退するとは考えにくい。米利上げを背景としたドル高トレンドで台湾ドルは弱含む見通しだが、中国との関係悪化を見込んだ台湾ドル売りは杞憂だろう。


なお、ドル・円は116円57銭から117円36銭、ユーロ・ドルは1.0888ドルから1.0942ドル、ユーロ・円は127円43銭から127円94銭で取引されている。

《TY》

 提供:フィスコ

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