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【特集】GTS Research Memo(7):フィルグラスチムバイオシミラーが大幅な増収に寄与、損失も大幅に縮小


■業績動向

(1) 2016年3月期第2四半期累計業績について

ジーンテクノサイエンス<4584>の2016年3月期第2四半期累計業績は、売上高が前年同期比443.7%増の791百万円、営業損失が116百万円(前年同期は396百万円の損失)となった。売上高はバイオシミラー事業において、フィルグラスチムバイオシミラーが好調に推移したほか、持田製薬との基本合意書締結に伴う契約一時金50百万円が寄与した。また、バイオ新薬事業においては、次世代型抗体医薬品の研究開発を進めているほか、提携先の(株)ジーンデザインと核酸医薬品への展開に向けた取り組みの促進、国立がん研究センターと共同特許出願したエクソソームなどの新規技術の取得にも注力した。また、7月にはダイドードリンコから資本参加を受け、ヘルスケア関連事業における協業もスタートしている。

利益面では、対前年同期比でフィルグラスチムバイオシミラーの増収効果によって、損失額は大幅に縮小(280百万円の改善)する格好となった。また、期初計画比でも上方修正(34百万円の改善)となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SF》

 提供:フィスコ

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