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【材料】モバイルクリエイトが反発、中間期の営業利益は期首想定ほどの価格競争起きず計画を若干上回る

 タクシーやバス向けに車両などの移動体管理システムを提供するモバイルクリエイト<3669>が反発。今日は地合いの好転に加え、前日に節目の450円を割り込んでいたこともあり、買いが入っているようだ。同社は14日引け後、16年5月期第2四半期累計(15年6~11月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.1%減の22億3200万円、営業利益は同57.9%減の1億9500万円で着地した。

 導入案件のずれ込みにより期首計画に対して売上高は未達となったものの、期首想定ほどの価格競争が起きなかったことから、営業利益は期首計画を若干上回った。ただ、経常利益と純利益は持分法による投資損失1400万円を営業外費用に計上した結果、前回予想を下回った。

 タクシー無線の買い替え需要獲得のための営業展開、新型ハンディ機の生産体制強化と販売に注力したほか、15年10月には海外事業展開のため、同社全額出資の子会社Mobile Create USA,Inc.を米国シリコンバレーに設立した。据え置かれた通期の連結営業利益は前期比44.2%増の8億2500万円の見通し。
《MK》

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