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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は反発、上海総合指数が反発して約2%高で引けたことを好感


【ブラジル】ボベスパ指数 39500.11 +1.43%
14日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比555.67ポイント高(+1.43%)の39500.11で取引を終えた。38458.69から39501.93まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは34、値下がりは26、変わらず1であった。

14日の上海総合指数が反発して約2%高で引けたことを好感。さらに、NY原油先物が急回復し、鉄鉱石価格もいったん下げ止ったこと。また、NYダウも急反発したことなどが、ブラジル株の買いにつながった。石油ガス大手ペトロブラス(PETR3)や鉱山大手ヴァーレ(VALE3)が大幅高となり、指数の上昇をけん引するかたちになった。

【ロシア】MICEX指数 1680.77 -0.24%
14日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比4.01ポイント安(-0.24%)の1680.77で取引を終了した。1685.62から1658.84まで下落した。

イランのサナエイ駐ロシア大使が、「制裁解除は今日か明日の見込み」と述べ(インタファックス通信)、ブレント原油先物が一時30ドル割れになったこと。また、排ガス規制調査に絡み、仏自動車大手ルノーの株価急落が波及するかたちで欧州株安となったことを受けて、ロシア株も売りが優勢になった。

【インド】SENSEX指数  24772.97 -0.33%
14日のインドSENSEX指数は反落。前日比81.14ポイント安(-0.33%)の24772.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同25.60ポイント安(-0.34%)の7536.80で取引を終えた。

売りが先行した後はいったんプラス圏を回復したが、終盤に再びマイナス圏に転落した。前日の米株式市場の下落に加え、本日のアジアの主要な株式市場が軟調な展開を示していたことが警戒され、売りが先行。また、外国人投資家(FII)の売り継続も気がかり材料となっている。FIIはきのう13日までに8日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3007.65 +1.97%
14日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比58.05ポイント高(+1.97%)の3007.65ポイントと反発した。

業種別では、ITハイテク関連株や医薬関連株の上げが目立つ。東軟集団(600718/SH)が4.3%高、北京同仁堂(600085/SH)が4.9%高で引けた。自動車株や不動産株、証券株なども高い。インフラ関連株や資源・素材株、空運株なども物色された。

《CS》

 提供:フィスコ

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