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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 17,200円~17,600円。 

米ダウ平均は、原油相場が上昇した安心感や、セントルイス連銀総裁の発言から、追加利上げ観測が後退したことを好感し大幅反発。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)185円高と、値上がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い先行により、プラス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、原油価格の下げ止まり感から、エネルギー関連銘柄の一部に買戻しが見られそうだが、中国市場の動向は依然神経質な状態だけに、人民元の対ドル基準値を発表する10:15から、上海市場が始まる10:30までは様子見から、上値の重い値動きが想定され、その後は中国市場を睨んでの取引となるだろう。

 テクニカル的には、本日の始値が5日移動平均線(17,422円前後)を上回ってくれば、今年は初めてとなるポジティブな変化で、終盤までその基調を維持出来れば、来週以降のリバウンドにも十分期待出来る。ただ、17,741円以上まで上昇出来ないと、週足チャートの下値支持帯である、一目均衡表の雲をローソク足の実体(始値と終値)で割り込んだことになり、雲を下抜ぬくのはアベノミクス相場ではこれまでなかっただけに、本年の先行きに関してはややネガティブな見通しとなりそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、日経平均と違って週足の一目均衡表雲(2,487ポイント前後)を維持していることから、目先は雲の下限が下値メドとなり、上値抵抗線は75日移動平均線(2,587ポイント前後)が意識されそうで、マザーズ指数は、25日移動平均線(870ポイント前後)~75日移動平均線(823ポイント前後)のレンジ内での取引となる公算である。

 本日の予想レンジ 17,200円~17,600円。(ストック・データバンク 編集部)

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