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【市況】概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値下がり、インフラ関連株の下げが目立つ


【ブラジル】ボベスパ指数 38944.44 -1.44%
13日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比569.39ポイント安(-1.44%)の38944.44で取引を終えた。40050.31まで上昇した後、38822.29まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは14、値下がりは46、変わらず1であった。

中国の経済減速懸念がやや緩和したことや、この日発表のブラジルの11月小売売上高が前月比で予想外かつ大幅な増加になったことを受けて、ブラジル株の買いが先行。しかし、その後、米国の原油やガソリン在庫の増加をきっかけに、NY原油先物が急反落したことで、ブラジル株の売りが優勢になった。また、レアル高傾向による輸出関連銘柄の売りも目立ったもよう。

【ロシア】MICEX指数 1684.78 -0.33%
13日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比5.52ポイント安(-0.33%)の1684.78で取引を終了した。1708.97から1682.39まで下落した。

ブレント原油先物の上昇下落につれる動きなった。中国の12月輸出入の改善を受け、経済減速への懸念が緩和したとして、ブレント原油が31.92ドルまで買われた辺りまではロシア株の買いが先行した。しかし、その後、米国の原油やガソリン在庫の増加をきっかけに、ブレント原油が30.32ドルまで急反落したことで、ロシア株も売りが優勢になり、下落に転じた。

【インド】SENSEX指数  24854.11 +0.70%
13日のインドSENSEX指数は3日ぶり反発。前日比172.08ポイント高(+0.70%)の24854.11、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.69%(52.10ポイント)高の7562.40で取引を終えた。

買いが先行した後はいったんマイナス圏に沈んだが、終盤に再び買い戻された。前日の米国市場が上昇したことに加え、この日のアジアの主要な株式市場が堅調な値動きを示したことを受け、買いが先行。また、最近の下落で値ごろ感も強まり、下値を拾う動きが活発になった。

【中国本土】上海総合指数 2949.60 -2.42%
13日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比73.26ポイント安(-2.42%)の2949.60ポイントと反落した。心理的節目の3000ポイントを割り込み、約4カ月半ぶりの安値圏に達している。

業種別では、インフラ関連株の下げが目立つ。発電設備の上海電気集団(601727/SH)が5.8%安、ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が5.6%安、直近で上げの目立っていた空運株も安い。ITハイテク関連株やバイオ医薬関連株、金融株、不動産株、発電株も下落し、資源・素材株も売られた。

《CS》

 提供:フィスコ

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