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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (1月14日記)


 昨晩、NYダウが反落、円高から、本日の日経平均株価は反落して始まる公算です。今後の価格が昨年6月24日の高値2万0952円を超えるなら、9月29日安値の1万6901円が底値になるはずなので、本日の下げは、下値堅さを再確認する動きで終わると考えられます。

 その場合、1月12日安値の1万7184円を少しだけ下回った地点で、再度押し目をつけて上昇を開始するか、昨日の下げ分だけ押し戻されて、すぐに上昇を開始するかのどちらかが考えられます。どちらの場合でも、本日中か、明日の午前中にまでに押し目をつける可能性があります。

 後者なら、本日の寄り付き値が下値の目安に位置すると考えられるので、10時頃までには押し目を確認する動きになっているはずです。本日が午後に下値を掘り下げるなら、いったん1万7184円を割れる展開を考えておきます。

 ただし、強気の見方が正しければ、明日の下げ余地はあまりないので、1万7184円を割れる場合、本日の終値で1万7184円へ接近しているか、ここを割れていると考えておいてください。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)を1月15日に上梓。



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