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【特集】萩原電気 Research Memo(5):自己資本比率は上昇し、財務状況は安定している


■2016年3月期第2四半期の連結業績動向

(2)財務・キャッシュフロー状況

萩原電気<7467>の財務状況は安定しており、自己資本比率は2016年3月期第2四半期末で50.8%と、前期末の50.0%から上昇した。現金及び預金が前期末比で558百万円増、受取手形・売掛金が同845百万円減、たな卸資産が同497百万円増となったことなどを受け、流動資産は同489百万円増の42,476百万円となった。固定資産は投資その他資産が同125百万円減となったことなどから4,518百万円へと同164百万円減少した。この結果、総資産は同324百万円増の46,994百万円となった。

一方で、仕入債務が同293百万円減、短期借入金が1,579百万円増、長期借入金が1,047百万円減となったことなどから、負債合計は同221百万円減の23,120百万円となった。純資産は四半期純利益の計上などを受けて同546百万円増の23,874百万円となった。

営業活動によるキャッシュフローは394百万円の収入となった。主な収入科目は、税金等調整前四半期純利益の計上1,370百万円、減価償却費98百万円、売上債権の減少額575百万円など。主な支出科目は、たな卸資産の増加額496百万円、仕入債務の減少額292百万円などとなっている。

投資活動によるキャッシュフローは77百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは223百万円の収入だった。この結果、現金及び現金同等物は557百万円の増加となり、四半期末残高は5,751百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《RT》

 提供:フィスコ

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