【市況】中国金融安定化への期待が一段のショートカバーを誘う/後場の投資戦略
日経平均 : 17682.33 (+463.37)
TOPIX : 1441.39 (+39.44)
[後場の投資戦略]
中国の動向や原油先物価格など、先行きに対しては依然として不透明ながらも、中国国務院による金融担当部門の格上げに向けた作業部会の設置や、日銀と中国人民銀行による通貨スワップ協定の締結に向けた交渉など、中国の金融安定化に向けた動きが期待されてきている。原油先物価格も時間外でしっかりとした動きをみせており、ショートカバーが入りやすい需給状況であろう。
日経平均は上げ幅を拡大させ、5日線レベルまで回復している。同線が上値抵抗として意識される可能性があるが、ボリンジャーバンドではようやく-2σを上回ったところである。5日線をクリアしてくるようだと、一段と買い戻しの流れが強まりやすく、-1σが位置する18130円辺りへの意識が強まる展開もありそうだ。(村瀬智一)
《NH》
提供:フィスコ