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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は続落、世界同時株安の進行が引き続き警戒されている


【ブラジル】ボベスパ指数 39513.83 -1.09%
12日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比436.66ポイント安(-1.09%)の39513.83で取引を終えた。40261.32から39425.97まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは30、値下がりは31、変わらず0であった。

石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)が大幅な株安となり、ボベスパ指数を圧迫したとの見方。NY原油先物が一時30ドル割れまで一段安となったほか、ペトロブラスが昨年発表した2019年までの事業計画について、石油生産を減らし、投資・支出を削減するなどの修正を明らかにしたことが、嫌気されたもよう。

【ロシア】MICEX指数 1690.30 +0.46%
12日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比7.76ポイント高(+0.46%)の1690.30で取引を終了した。1660.17から1705.13まで上昇した。

人民元の落ち着きや中国株の小幅反発、ブレント原油先物の一時急反発を受けて、欧州株が上げ、米株も上昇スタートしたことで、ロシア株も買いが先行した。ただ、ロシア株式市場の引けにかけて、ブレント原油先物が下落に転じたことで、ロシア株は上昇幅を縮小することとなった。

【インド】SENSEX指数  24682.03 -0.58%
12日のインドSENSEX指数は続落。前日比143.01ポイント安(-0.58%)の24682.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同53.55ポイント安(-0.71%)の7510.30で取引を終えた。

買いが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。世界同時株安の進行が引き続き警戒されているほか、さえない商品相場も資源セクターの売り材料。原油価格は12年ぶりの安値水準を更新している。また、外国人投資家(FII)の売り継続も気がかり材料。FIIはきのう11日までに6日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3022.86 +0.20%
12日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比6.16ポイント高(+0.20%)の3022.86ポイントと反発した。

買い戻しの動きが優勢。上海総合指数は年初からの一週間で15%近くも下落しているため、割安感の強まった銘柄などが買われ相場を下支えした。直近の下落基調を受け、政府系ファンドが買い支えるとの期待も強まっている。ただ、全体としては方向感を欠く展開。国内景気の先行き不安がくすぶるなか、安く推移する場面もあった。指数は一時、約4カ月ぶりに心理的節目の3000ポイント(一時、1.27%安の2978.46ポイント)を割り込んでいる。

《CS》

 提供:フィスコ

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