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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 17,100円~17,500円。

 米ダウ平均は、原油価格が一時1バレル30ドルの大台を割り込んだことを懸念し、売り優勢となる場面も見られたが、その後、原油価格が切り返してきた安心感や、年初からの下落による短期的な割安感からプラス圏に浮上。その影響でシカゴの日経平均先物も、上昇して取引を終えているだけに、東京市場の朝方も買い先行から反発しての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、中国市場の動向を引き続き警戒しながらの取引となりそうで、指数は始値水準で上値の重い値動きが想定され、10:30以降は上海総合株価指数の値動きに一喜一憂しながら、神経質な展開となることが予想される。

 ただ、昨日の取引では主力株への売りが膨らみ、東証1部の出来高26億株と年明け後最高出来高を記録。セーリングクライマックスとまではいかないにしても、売り一巡感が高まってきただけに、中国株と為替市場でのドルと元が堅調に推移するようなら、日経平均はようやく値上がりしての大引けを意識できるだろう。

 テクニカル的には、25日移動平均線カイリ率が-8%と、売られ過ぎの-5%を大きく下回っていることから、買戻しが優勢となれば5日移動平均線(17,618円前後)近くまでの反発も考えられ、先物主導で下落するようなら、心理的節目である17,000円の大台が下値メドとなる。

 新興市場のジャスダック平均は、これまでリスクマネーの避難先として頑張っていた反動で、昨日は3%近く下落するなど調整色が強まってきたことから、しばらくは上値の重い値動きが推測され、75日移動平均線(2,586ポイント前後)が抵抗線、2,500ポイント前後が目先の下値メドとなるだろう。マザーズ指数は、6%近い暴落となったことで、割安感から短期的なリバウンドも考えられるが、下抜いた75日移動平均線(827ポイント前後)の回復に手間取るようだと、調整局面はまだ続く公算である。

 本日の予想レンジ 17,100円~17,500円。(ストック・データバンク 編集部)

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