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【市況】<株式トピックス>=まさに“陰の極”、騰落レシオは57%台に

 週明け12日の東京株式市場は、日経平均株価が一時500円を超える下落幅とるなど波乱展開が続いた。終値は、前週末比479円安の1万7218円96銭と大幅安で6日続落。年初4日からの合計下落幅は1814円(約9.5%)に達した。きょうは、主力株をはじめとした全面安商状で、東証1部の1890銘柄が値下がりし、値上がりは33銘柄(変わらずは12銘柄)にとどまり、98%弱の銘柄が下落した。

 騰落レシオ25日移動平均は、57.86%(12日)と極端な売られ過ぎ水準に低下した。騰落レシオが60%を割り込むのはまさに“陰の極”で異例の事態といえる。
 ただ、市場関係者からは「中国経済減速懸念に伴う人民元安や、これと連動しての円高進行の警戒感が根強いことから、積極的な押し目買いの動きは見られない。中国や米国などの海外株式相場が急反発で一気に戻りをみせるか、外国為替市場で大幅な円安に反転するなど、かなりインパクトの強い材料が浮上しない限り、早期の出直りは期待できそうにない」との見方が出ていた。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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