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【市況】12日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高と小反発、証券株に買戻し


12日の中国本土マーケットは小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比6.16ポイント(0.20%)高の3022.86ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、6.35ポイント(0.20%)高の3164.07ポイントで引けた。外貨建てB株相場も反発。上海B株指数が3.15ポイント(0.88%)高の359.38ポイント、深センB株指数が6.51ポイント(0.55%)高の1186.91ポイントで終えた。

買い戻しの動きが優勢。上海総合指数は年初からの一週間で15%近くも下落しているため、割安感の強まった銘柄などが買われ相場を下支えした。直近の下落基調を受け、政府系ファンドが買い支えるとの期待も強まっている。ただ、全体としては方向感を欠く展開。国内景気の先行き不安がくすぶるなか、安く推移する場面もあった。指数は一時、約4カ月ぶりに心理的節目の3000ポイント(一時、1.27%安の2978.46ポイント)を割り込んでいる。

業種別では、直近で下げの目立っていた証券株が高い。海通証券(600837/SH)が1.4%、中信証券(600030/SH)が1.3%ずつ値を上げた。保険株や銀行株、不動産株もしっかり。発電設備やゼネコンのインフラ関連株も買われた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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