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2016年01月12日12時10分

【市況】テーマ株や個別材料株を手掛けつつ、外部環境の落ち着きを待つ/ランチタイムコメント


 日経平均は続落。375.40円安の17322.56円(出来高概算12億8000万株)で前場の取引を終えている。連休中の中国株安や原油先物価格の下げなどが嫌気され、日経平均は17500円を割り込んで始まった。その後は中国市場の動向を見極めたいとして17500円処での下げ渋りもみられたが、上海指数が一時3000を割り込む中、これが嫌気される格好から、前引けにかけて下げ幅を拡大させている。
 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1800を超えており、全体の9割を占める全面安商状に。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも2ケタを超える下げとなり、特に小型株指数の弱さが目立つ。セクターでは33業種全てが下げており、鉱業、石油石炭、海運、非鉄金属、証券、その他製品、電気機器、医薬品、鉄鋼、銀行などの弱さが目立つ。

 中国市場を睨みながらの相場展開となり、不安定な展開が続いている。原油先物相場の先行きも見極めづらく、これを受けた為替市場の円高の流れも手がけづらくさせている。急ピッチの下げに対する売られ過ぎ感はあるものの、積極的な押し目狙いの資金流入も期待しづらいところ。
 物色は個人主体の材料株が中心となっているが、物色に広がりはみられず、フィンテックや自動運転車関連などの一角に集中している。引き続きこれらテーマ株のほか、個別に材料の出ている銘柄へ短期資金が集中する展開が続くことになり、外部環境の落ち着きを待つことになりそうだ。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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