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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):イオン、東京製鐵、ブロッコリーなど


ジェイコムHD<2462>:1608円(前日比+190円)
大幅続伸で昨年来高値を一気に更新。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は5.7億円で前年同期比2.6倍、従来予想の4.2億円を上回る着地となった。つれて、通期予想は9.8億円から11.3億円に上方修正している。業績の上振れや上場10周年を受けて、年間配当金は従来予想の30円から40円に引き上げ、また、株主優待制度の導入も発表と、株主還元策の拡充を評価する状況にも。

安川電機<6506>:1447円(前日比+17円)
続伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げで、コンビクション・リストに新規採用としている。目標株価は1460円から1850円に引き上げ。今期業績を牽引してきたロボット事業に続き、来期以降は、MC事業が新商品投入効果などで利益成長を支えていくとみているもよう。足元では12月の月次受注動向が嫌気されて株価のきつい下げが目立っていた。

東京製鐵<5423>:729円(前日比+35円)
買い優勢。先週末に発表した業績上方修正が買い材料視されている。通期経常利益は従来予想の130億円から170億円に上方修正、鉄スクラップ価格の下落に伴うマージンの改善、原油価格下落に伴うエネルギーコストの低減などが収益上振れの背景になっている。大和証券では、修正後の利益計画には上ブレ余地が残るとしているほか、16年度の利益成長確度も高まりつつあると指摘。

イオン<8267>:1606円(前日比-173.5円)
大幅安。先週末に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は809億円で前年同期比64%増益、9-11月期の営業利益も同43%増益と4四半期連続の増益となった。ただ、持分法適用関連会社の連結化効果などが大幅増益の背景となっており、市場の期待値水準には未達となっているもよう。とりわけ、赤字幅が拡大するなど、GMS事業の不振は想定以上に大きいとの見方になっている。

SJI<2315>:61円(前日比+30円)
ストップ高。同社とテックビューロが、ブロックチェーン技術を用いたフィンテックの実証実験及び共同開発、並びにプライベート・ブロックチェーン構築プラットフォーム「mijin」の販売を含む、幅広い分野での業務提携を具現化するための協業を開始したと発表している。金融分野でのシステム開発に実績を持つSJIと、ブロックチェーン技術を活用したフィンテックに強いテックビューロの強みを持ち寄り、事業シナジーを図るという。

マクドナルド<2702>:2559円(前日比+4円)
反発。前週末に発表した12月既存店売上高は前年同月比8.0%増(11月は同2.5%減)だった。8月以来4ヶ月ぶりにプラスへ転じた。客数は同2.6%減(11月は同2.3%減)と、32ヶ月連続のマイナスとなった。一方で、客単価は同11.0%増(11月は同0.2%減)と大きく上昇した。「おてごろマック」と期間限定メニューが好調だったという。なお、全店売上高は同5.4%増(11月は同3.8%減)だった。

ローツェ<6323>:896円(前日比+100円)
ストップ高。15年3-11月期(第3四半期累計)決算と同時に、16年2月期業績予想の上方修正と期末配当の増額を発表している。第3四半期累計の営業利益は前年同期比3.0倍の17.20億円で着地した。また、通期営業利益見通しは従来の22.90億円から30.33億円(前期は7.82億円)へと引き上げた。期末配当予想は8.00円から12.00円に修正している。

ブロッコリー<2706>:389円(前日比+80円)
ストップ高。KLab<3656>と業務提携すると発表している。第一弾サービスとして新規スマートフォン向けゲームアプリの共同開発を開始したという。なお、同時に発表した15年3-11月期(第3四半期累計)決算は、営業利益が前年同期比50.2%減の4.95億円だった。また、16年2月期の通期営業利益見通しを従来予想レンジ9.00億円~12.00億円の下限となる9.00億円へ、期末配当予想も4.00円~5.50円から4.00円へと修正している。

《KS》

 提供:フィスコ

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