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【市況】12日の株式相場見通し=中国動向などを受け売り先行

 週明け12日の東京株式市場は、世界同時株安の後遺症が尾を引くなか、中国をはじめとした海外株式市場や、外国為替相場に敏感に反応し売り先行の推移が予想される。日本が休場だった11日の上海株式市場は大幅安となり、同日の米原油先物価格は、一時1バレル=30ドル台と下落し、約12年ぶりの安値水準となった。

 11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比52.12ドル高の1万6398.57ドルと、4日ぶりに反発した。 原油先物価格が下落幅を広げる場面では売り優勢となったものの、最近の下落基調のなかで値ごろ感から自律反発を期待しての買いが優勢となり小幅反発となった。 ナスダック総合株価指数は、前週末比5.642ポイント安の4637.989と8日続落し、15年10月1日ほぼ3カ月ぶりの安値水準となった。
 12日早朝の外国為替市場では、1ドル=117円60銭台での推移で、前週末に比べて円高・ドル安が進行している。

 日程面では、12月の景気ウォッチャー調査、11月の国際収支、12月の消費動向調査、北米国際自動車ショー(11~24日)、オバマ米大統領が一般教書演説に注目。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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