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【特集】連休中、世界の市場はこう動いた!


―止まらない世界株安、上海総合指数5.3%下落―

 「成人の日」の祝日で日本市場が休場となるなか、世界の株式市場は下落が続いた。

 前週末8日のNYダウは1.0%安、11日の上海総合指数は5.3%安と主要株式市場の下落基調が継続。為替は11日午前に一時1ドル=116円台までドル安・円高が進んだ。日本時間11日夕方に始まった欧州主要株式市場も売りが先行。シカゴの日経平均株価先物は17時現在1万7300円台後半で推移。8日終値1万7697円を大きく下回っている。年初からの世界的株安は歯止めが掛からない状況が続いている。

 ただ、11日18時時点ではドル円が反転、欧州株式市場、シカゴ日経平均先物とも反発基調に転じており、この流れが継続するか見極めたい。

 8日のNYダウ工業株30種平均は4日続落。昨年12月の雇用統計が市場予想を大幅に上回り、朝方に一時137ドル高まで上昇したものの失速、167ドル安の1万6346ドルで取引を終了。昨年10月1日以来、約3ヵ月ぶりの安値に沈んだ。

 週明け11日は上海総合指数が169ポイント(5.33%)安の3016ポイントと急落。終日売りが先行する展開で、引け際にさらに下げ幅を広げ安値引けした。3000ポイントの大台割れはかろうじて回避したものの、昨年8月のチャイナショック時の安値2927ポイントが接近している。

 一方、香港ハンセン指数は大台割れ。寄り付きで2万ポイントの大台を割り込み、2.7%安の1万9888ポイントで取引を終了。2016年6月以来、約2年半ぶりの安値をつけた。

 11日夕方に始まった欧州各国の株式市場は売り先行で始まったものの、英FTSE100や独DAXなどが日本時間18時現在プラス転換。シカゴの日経平均株価先物も1万7480円と、依然8日の現物終値は大幅に下回っているものの、この日の安値1万7105円からは大幅に上昇。ドル円は117円80銭台まで反発し、午前7時台につけた1ドル=116円68銭からドルは1円以上の上昇となっている。

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