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2016年01月11日08時04分

【為替】今日の為替市場ポイント:ドル・円は117円前後で推移か、ドル買い材料不足で上値は重いままとなる可能性


8日のドル・円は東京市場で117円50銭から118円60銭まで反発。欧米市場でドルは一時118円85銭まで買われたが、米国株安を嫌気して117円22銭まで反落し、117円27銭で取引を終えた。


本日11日のドル・円は117円前後で推移か。朝方に116円台後半までドルは続落しており、新たなドル買い材料が提供されない場合、ドルの上値は重いままとなる見込み。


米労働省が8日発表した12月の非農業部門雇用者数は前月比+29.2万人と予想外の大幅な増加を記録したことで3月利上げ観測が浮上している。市場関係者の間からは、雇用情勢が悪化しない限り、年4回の利上げは可能との声が聞かれている。


ただし、中国経済の先行きに対する不安感は払拭されていないことや原油安の長期化は避けられないとの見方は残されており、米国が今年4回の利上げを行うことは難しいとの指摘もある。報道によると、サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は8日「年内4度の利上げは決定事項ではなく、国内外の経済状況により利上げペースは変わっていく」との見方を示している。


12月の米雇用統計では平均時給が前月比で横ばいとなり、米長期債利回りは低下した。ウィリアムズ総裁は、コアインフレ率が安定し、失業率が継続的に低下すれば今年4度の利上げを行うだろうと指摘しているが、インフレ進行の兆候は確認されていないことから、一部の市場関係者は、利上げは年2回にとどまると予想している。

《MK》

 提供:フィスコ

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