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【市況】今週の「特異日」カレンダー(1月12日-15日)


―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

 前週(1月4日-8日)は大発会の4日(月)が「8勝2敗」のプラスの特異日だったにもかかわらず582円安と大幅反落し、大発会としてはリーマン・ショック前の08年の616円安に次ぐ過去ワースト2の下げ幅を記録してしまいました。結局、出足で躓いたこの週は、中国景気の減速懸念や中東、北朝鮮を巡る地政学的リスクを背景に、日経平均は大発会から初の5日続落を演じることになりました(週間では1335円安)。「3勝7敗」のマイナスの特異日だった7日(木)には423円と大きく下げています。

 今週(12日-15日)は、14日(木)がプラスの特異日にあたります。この日は景気の先行指標とされる機械受注が発表されます。前週末8日には騰落レシオ(25日平均)が62.9%(底値ゾーンは70%以下)まで低下するなど、短期的な売られ過ぎ感も強まっています。3連休を経て市場がどれだけ冷静さを取り戻し、行き過ぎた悲観心理を立て直せるかに注目したいところです。

△【 7勝以上 】
  1月14日(木) ○7-●3:機械受注

※○は「勝ち(前日比プラス)」、●は「負け(前日比マイナス)」を表し、例えば「○7-●3」は7勝3敗を意味します。

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