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【市況】【市場反応】米11月卸売在庫・売上高、米国経済への懸念再燃でドル反落


 外為市場では卸売在庫・売り上げの鈍化を受けて米国経済への懸念が強まり、ドル売りが再燃した。ドル・円は雇用統計直後の高値119円83銭から117円85銭へ反落。ユーロ・ドルは1.0803ドルの安値から1.0898ドルまで上昇した。


 米国の11月卸売在庫は前月比-0.3%と、市場予想の-0.1%を下回り、10月に続き2013年5月以来の低い水準にとどまった。10月分は-0.1%から-0.3%へ下方修正された。卸売売上高も前月比-1.0%と、予想外に10月の-0.2%から一段と悪化。10月分も横ばいから-0.2%へ下方修正され、2ヶ月連続の減少となった。また、下落率は1月以来で最大。売上高在庫比率は1.32と1.31から上昇、金融危機の真っただ中の2008年以来で最高となったほか、2001年の景気後退時に並んだ。

【経済指標】
・米・11月卸売在庫:前月比-0.3%(予想:-0.1%、10月:-0.3%←-0.1%)
・米・11月卸売売上高:前月比-1.0%(予想:0.0%、10月:-0.2%←0.0%)

《KK》

 提供:フィスコ

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