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【経済】人民元安は主要国の金融政策に大きな影響を与える可能性


 報道によると、中国人民銀行は数十億ドル規模の元買い介入を実施しているが、人民元相場の先安観は払拭されていない。このことが株式市場などに悪影響を及ぼしているため、政府は人民元の大幅下落を容認すべきであると政策顧問は指摘しているようだ。

 市場関係者の間では、人民元相場がある程度下落しても輸出促進にはつながらないとの見方が出ている。また、通貨安は外貨建ての債務を保有している企業にとっては打撃となるため、人民元相場の下落が国内企業の負担を軽減するとは言い切れないとの指摘もある。

 市場関係者の間からは、中国政府は人民元相場の秩序だった下落を容認する可能性はあるとの声が聞かれている。ただし、人民元安の影響で主要国の輸入物価は多少下落するとみられており、日本を含めた主要国の中央銀行の金融政策に大きな影響を与える可能性がある。
《MK》

 提供:フィスコ

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