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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2016年1月8日

 今週の日経平均終値は17697円96銭、前週末比1335円75銭安でした

 日経平均は昨年最終週に1度反発してから今週の大幅下げを演じてしまい、短期的には先週の戻り位置(約1万9000円)が当面の上値のフシとなった感があります。1万9000円台前半には13週移動平均線(1万9080円)、26週移動平均線(1万9146円)、52週移動平均線(1万9234円)といった主要な線も集中しており、これらを含めて当面、このゾーンは上値の大きなカベとなるでしょう。また、下っ放れ的に示現した今週の週足大陰線は新しい調整局面を示唆しており、そう長くはないでしょうが数週間程度はチャイナショックの余韻で上下に揺さぶられることになるでしょう。現状は昨年9月安値を意識した範囲で、それを割れない程度での調整と考えていますが、人民元切り下げ・中国株暴落と同じような状況だった昨夏の急落時よりややマイナス要因が増えているため、反発力も昨年秋より弱くなる可能性が大きいと思われます。その分、突っ込み買いも慎重さが必要となるでしょう。来週は引き続き中国人民元・上海株から目が離せない週となりますが、空売り比率の大きさや騰落レシオなどから、タイミング的に1度は大きなリバウンドに入ると思われます。(ストック・データバンク 編集部)

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