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【材料】三光合成が続落、中間期は大幅営業増益も、為替差損で大幅経常減益に

 工業用樹脂部品大手の三光合成<7888>が5日続落。やや下げ幅を縮小しているものの、さえない展開となっている。7日引け後、16年5月期第2四半期累計(15年6~11月)の連結決算を発表した。

 売上高は前年同期比19.9%増の294億2100万円、営業利益は同32.5%増の13億9500万円で着地した。ただ、経常利益は為替差損の計上もあり同22%減の7億8400万円となったため、嫌気されているようだ。

 日本では、成形品部門で情報・通信機器部品の受注増加に支えられ増収となった。また、金型部門では積水工機製作所の連結子会社化により増収となった。欧州では、車両用内外装部品の売り上げが大幅に増加して大幅増収増益となった。タイ及びインドネシアでは、通貨安による国内消費の停滞や中国経済の減速等の影響を受けて、車両用内外装部品の受注減もあり苦戦した。北米は、メキシコでの車両用内外装部品の受注増加と、「SANKO GOSEI TECHNOLOGIES USA,INC.」の連結子会社化が寄与した。
《MK》

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