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【経済】(中国)株式・人民元が同時急落、サーキットブレーカーの一時停止に不安の声も


中国本土株式と人民元の同時急落を受け、国内外投資家は困惑を隠せない。きのう7日夜、当局は今月に導入されたばかりのサーキットブレーカー制度を一時停止すると発表した。これを受け、市場が再び暴落すると懸念する声が上がっている。

また、中国人民銀行(中央銀行)はきのう7日、2015年12月末の外貨準備高が約3兆3303億米ドルとなり、前月末比で1079億米ドルを減少したと発表した。単月ベースの減少幅は市場予想を大幅に上回ったほか、過去最大になるという。

元の対米ドル仲値の引き下げを受け、オフショア市場では、オンショア市場よりも速いペースで元安が進行している。国内外市場の価格差を利用した投機的な取引が拡大し、これが外資流出圧力を高めていると分析された。これを受け、人民銀が一部の外資銀行に対し、外貨取引業務を一時中止するよう指導したと報じられた。

《ZN》

 提供:フィスコ

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