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【市況】いったんは目先底への期待も/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 7日のNY市場は下落。中国経済への懸念が強まる中、人民元安の進行を受けてアジア、欧州株が全面安となり、米国株も売りが先行。原油相場に下げ止まりの兆しが見えないことも嫌気され、終日軟調推移に。ダウ平均は392.41ドル安の16514.10、ナスダックは146.34ポイント安の4689.43。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の17570円。

 シカゴ先物にさや寄せする格好から売りが先行し、その後は中国市場の動向を睨みながらの相場展開となろう。中国では「サーキットブレーカー」制度が急きょ停止となった。この制度の停止により、市場が落ち着きをみせてくるかが注目されよう。中国はボラティリティの高い状況となるため、この動きに振らされやすいと考えられる。

 前日までの下げにより、週足のボリンジャーバンドでは-2σを下回ったほか、週足の一目均衡表では雲下限レベルまでの調整を見せてきている。心理的な節目の17500円辺りが意識されやすいだろうが、雲下限到達でいったんは目先底への期待も高まろう。調整トレンドの継続で自律反発の域は脱せないだろうが、買戻し等も出やすいと考えられる。中国の影響を考慮し、17400-18200円のレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 18200円-下限 17400円

《TM》

 提供:フィスコ

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