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【市況】米国株見通し:中国市場の混乱を嫌気、市場の落ち着きを見極める展開


『米株式市場』


6日のNY市場は下落。北朝鮮による水爆実験や中国人民元の中心レート引き下げを受けてアジアや欧州株が軟調となり、米国株にも売りが広がった。原油相場が大幅下落となったことも嫌気され、終日軟調推移となった。ダウ平均は252.15ドル安の16906.51、ナスダックは55.67ポイント安の4835.77。


グローベックスの米株先物はNYダウで300ドル超の下落を織り込んでいるほか、欧州市場も軒並み下落して始まっており、本日も不安定な相場展開になろう。中国人民銀行(中央銀行)が人民元の中心レートを引き下げたほか、中国株式市場で再びサーキットブレーカーが発動したことが嫌気される格好。ドイツDAXは2%を超える下げとなっている。


経済指標では新規失業保険申請件数(先週)、消費者信頼感(先週)が予定されている。翌日には雇用統計が控えているが、予想を上回る内容次第では年4回の利上げペースが意識されそうだが、原油安やドル高が進み、年初から市場の不安定さが目立つ中、上昇を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすい。そのほか、中東情勢の緊張や北朝鮮問題なども重石になりやすいだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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