【特集】コニシ Research Memo(7):最終年度の2018年3月期に売上高1,360億円を目指す中期経営計画
■中期経営計画
「中期経営計画2018」の数値目標
前期に「中期経営計画2015」が終了したのに伴い、コニシ<4956>は新しく2018年3月期を最終年度とする「中期経営計画2018」を発表している。前回の中期経営計画が「基礎固めと成長」の時期であったのに対し、今回は「成長の継続」を目標に掲げている。さらにその先の2020年に同社は創業150年を迎えるが、そのときの「あるべき姿」実現に向けてのステップアップの時期と位置付けている。
最終年度である2018年3月期の業績としては、売上高136,000百万円(2015年3月期比17.5%増)、経常利益7,400百万円(同35.4%増)、経常利益率5.4%(2015年3月期実績4.7%)、ROE8.0%を目標としている。
また各セグメント別目標では、売上高でボンド事業65,000百万円(2015年3月期比15.6%増)、化成品事業59,000百万円(同20.0%増)、その他事業12,000百万円(同15.5%増)、営業利益でボンド事業6,000百万円(同39.4%)、化成品事業700百万円(同82.6%増)、その他事業700百万円(同13.4%増)が予想されている。各セグメントともに増収・増益を計画しているが、特に化成品事業の利益の伸びが高くなっている。これは元々の利益水準が低いこともあるが、同部門を抜本的に変えるとの目的のためでもある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《HN》
提供:フィスコ