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【経済】12月の米失業率は5.0%を下回るか?


 6日発表された12月のADP全米雇用報告は前月比+25.7万人となり、市場予想の+19.9万人程度を上回った。25万人を超える雇用増は2014年12月の+27.5万人以来。市場参加者の間では、2016年における毎月の雇用者数は15-20万人程度の増加にとどまるとの見方が少なくなかった。

 12月の数字だけで雇用情勢の現状を判断することはできないものの、米労働省が8日に発表する12月の非農業部門雇用者数は、市場予想の+20万人程度を上回る可能性がある。また、12月の失業率が5.0%を下回った場合、市場のインフレ期待に影響を及ぼす可能性がある。2016年に4回の利上げが実施されるとの見方が再び強まるかもしれない。 
《MK》

 提供:フィスコ

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