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【市況】上海売買停止で底入れ見極めづらく、短期需給に振らされやすい/後場の投資戦略


日経平均 : 17867.04 (-324.28)
TOPIX  : 1464.65 (-24.19)

[後場の投資戦略]

 中国市場は終日取引停止となるため底入れが見極めづらく、東京市場もリバウンドを意識しづらい状況であろう。売り方優勢の中ではリバウンドをみせたとしても、戻りの鈍さが意識されてしまうと、戻り待ちの売りに押されてしまう。そのため、模様眺めムードとなり、短期的な需給要因による変動にとどまりやすい。
 一方で、週足の一目均衡表では雲下限が17700円処に位置しており、あと100円程度で目先的なボトムが意識されやすい。インデックスに絡んだ売買が中心のため商いの薄いところを下げている面もあり、ショートカバー等で急速に戻りをみせてくる可能性もある。そのため、先物の動向には注視する必要があるだろう。
 また、材料株についても短期資金の逃げ足の速さから値動きが荒い状況である。センチメント悪化が警戒されやすいが、資金回転が速い分、シコリはそれ程残らないため、仕切り直しのタイミングを見極めたいところである。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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