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【市況】7日の株式相場見通し=買い意欲大幅低下で軟調推移

 7日の東京株式市場は、年初からマイナス材料が相次ぎ、投資家の買い意欲が大幅に低下していることから、買い手控え姿勢のなか小口の売りで日経平均株価は軟調推移となりそうだ。また、前日の米株式市場が大幅反落となったことも、売り材料となりそうだ。シカゴ市場の6日の日経平均先物3月物(円建て)の清算値は1万8040円と、同日の大阪取引所の清算値を140円下回った。

 ただ、年初からの3日続落で日経平均株価は合計842円の急落となったことに加え、東証1部の騰落レシオ25日移動平均は73.15%まで低下し、売られ過ぎとされる70%に接近し、自律反発の可能性は増している。

 6日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比252.15ドル安の1万6906.51ドルと大幅反落し、心理的フシ目の1万7000ドル台を約2カ月半ぶりに割り込んだ。中国経済の先行き懸念や原油価格の下落に加えて、北朝鮮の水爆実験公表などマイナス材料が相次いだことから売りが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比55.665ポイント安の4835.765と大幅安で5日続落した。
 7日早朝の東京外国為替市場では1ドル=118円50銭台での推移となっている。

 日程面では、12月のオフィスビル市況に注目。海外では、ユーロ圏11月の失業率が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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