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【市況】NY株式:ダウは252ドル安、北朝鮮の水爆実験を嫌気


6日の米国株式相場は下落。ダウ平均は252.15ドル安の16906.51、ナスダックは55.67ポイント安の4835.77で取引を終了した。北朝鮮による水爆実験や中国人民元の中心レート引き下げを受けてアジアや欧州株が軟調となり、米国株にも売りが広がった。FOMC議事録では一部の委員がインフレ動向に懸念を示していることが明らかになったほか、原油相場が大幅下落となったことも嫌気され、終日軟調推移となった。ダウは一時340ドルを超す下落となった。セクター別では食品・飲料・タバコを除いて全面安となり、エネルギーや自動車・自動車部品の下落が目立った。

原油価格の大幅下落を受けてエネルギーのシェブロン(CVX)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)が下落。携帯端末のアップル(AAPL)はiPhoneの部品発注を削減したと報じられるなど、iPhone販売台数の成長鈍化懸念から軟調推移。自動車用品や中古車販売大手のオートネーション(AN)は、自動車販売の減速を示唆したことで、大幅下落となった。一方で、製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は、ピアソンCEOが傷病休暇を取得していることからシラー前CFOを暫定的にCEOに指名し、上昇した。

検索サイトのヤフー(YHOO)はアクティビスト(物言う投資家)のスターボード・バリューが、同社の経営陣に対して不信感を示す書簡を送付したことが明らかとなり、売られた。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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