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【市況】<株式トピックス>=ドローン関連銘柄が軒並み高

 6日の東京株式市場は買い優勢でスタートしたものの、その後は売り物に押される展開となり、一時前日比300円を超える下げ幅となる場面もあった。日経平均株価終値は、前日比182円68銭安の1万8191円32銭と3日続落した。年初からの3日続落は、1995年の大発会からの4日連続安以来21年ぶりのこと。年初からの3日続落で日経平均株価は合計842円に達した。

 全体相場が極めて精彩を欠いた展開となるなかで、ドローン(小型無人飛行機)関連銘柄が異彩人気を集めた。無線LAN関連システム構築を手掛けるビーマップ<4316>が大商いを伴いストップ高に買われたほか、地理情報システム(GIS)構築ソフトのドーン<2303>もストップ高となり、ビッグデータを活用した販促分析を主力とするALBERT<3906>や、衛星画像事業で実績があり、小型無人飛行機の販売も手掛けるイメージワン<2667>も急騰するなど新興市場のドローン関連株の一角が物色人気を集めた。

 政府は福島県の復興・再生の推進力とするため、エネルギー、医療、ロボットなどさまざまな研究開発のための環境整備を進める方針にあるが、その一環として福島県内にロボットの研究開発拠点を設け、災害対応ロボットや小型無人機「ドローン」などの実証試験を実施する計画にある。昨年12月10日に改正航空法、いわゆるドローン規制が施行されたが、ドローンに関する法整備はむしろ普及につながるとの見方も出ている。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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