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【材料】ハイデイ日高が昨年来高値を更新、決算発表後の利益確定売り一巡し業容拡大期待の見直し買い

 ハイデイ日高<7611>が全般続落展開のなかも続急伸し、昨年12月11日に付けた昨年来高値を更新。権利落ち修正後では最高値を付けた。12月24日発表の2015年3~11月期単独決算は前年同期比17%増増収10%経常増益と2ケタ増収増益と好調裏に着地した。発表直後は市場の増額修正期待に応えることがなかったと利益確定売りが先行したものの、その後は業容拡大期待から見直し人気となり、前日から騰勢を強めてきた。

 15年3~11月期単独決算は、単価の高い季節メニューやアルコールが人気となり既存店売上高を押し上げたという。コメの仕入れ価格低下や水道・光熱費の低下などコスト減小効果に加え、工場の稼働率上昇もあり第3四半期累計決算として最高益となった。

 売上高は7%増の273億円、経常利益は10%増の35億円だった。冷やし麺やモツ野菜ラーメンなどの季節商品が好調。夜の「ちょい飲み」需要を取り込み、ビールやサワーなどアルコール類も伸びた。来2月期業績も原油安継続や電力小売り自由化から水道・光熱費も低下予想にあることから同社には追い風となりそうだ。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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